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日本酒「紀土(KID/キッド)」和歌山の平和酒造さんで蔵見学をさせていただきました (2024年7月)

平和酒造さん

和歌山県海南市溝ノ口の山や田んぼに囲まれた自然豊かな盆地に位置する平和酒造さんへ。

平和酒造の酒造り責任者である柴田杜氏さんが案内してくださいました!

リキュール「鶴梅 ゆず」にも使用される柚子畑

酒蔵見学はもちろん、平和酒造さんが自社で栽培している柚子畑や南高梅畑、田んぼも見学させていただきました。

過去に2回ほど大雨による貴志川の増水により、柚子畑が浸水してしまい、約300本ある柚子の木のうち50本ほどがダメになったこともあったそう。

それでも稲作に適した土地や風土を活かして、より良いお酒を造るために試行錯誤しながら取り組んできた、というお話を聞くことができました。

酒蔵見学

日本酒のタンク

テイスティング

日本酒造りの説明や施設内の見学、テイスティングさせていただきました。

そして、平和酒造の職員さんたちの平均年齢は、なんと32歳‼️

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若い蔵人さんを育てる柴田杜氏はじめ、蔵人さんたちの力に感銘を受けました。

また平和酒造さんでは、年齢関係なく蔵人さんの誰もが日本酒造りの全て工程をできるように教育されています。

責任をもって日本酒造りをしてもらうため、若手蔵人も一つのタンク任せられるそうです。

このような教育を通して、安定した質の美味しい日本酒造りを実現されているということを知りました。

平和酒造さんの建物について

平和酒造さんの蔵は木造建築で建てられていますが、毎年7月の時期に蔵内全体に柿渋を塗装するそうです。

柿渋とは渋柿の実をしぼってとった液のこと。素材の補強や防虫・防カビ・防腐・耐水性の効果があります。

蔵を大切にする蔵人さんの思いや環境への配慮、日本の伝統文化を大切にされている素敵な取り組みだと感じました。

柿渋で塗装された壁

ちなみに、柿渋は毎年塗り重ねることで、赤褐色から徐々に黒々しく綺麗な色になるそうです。

<蔵で育てている山田錦の田んぼ>

毎年田植えイベントを開催、今年度も多くの方にご参加いただいたそうです。

秋には稲刈りイベントも開催するそうなので、ぜひ興味のある方は応募してみてくださいね!

柴田杜氏はじめ、平和酒造の蔵人の皆様お忙しい中ありがとうございました。

ものづくりの理想郷  日本酒業界で今起こっていること

平和酒造さんへ訪問後、平和酒造・山本典正社長が執筆した「ものづくりの理想郷 日本酒業界で今起こっていること」を読ませていただきました。

平和酒造さんの歴史や「酒造り」を手がけるにあたって大切にしていること、蔵の取り組みの背景についてより深く知ることができて、思わず付箋をつけてしまうほど興味深い内容でした!

興味のある方は、ぜひ手にとってお読みください♪

「ものづくりの理想郷  日本酒業界で今起こっていること」

 著者 山本 典正

▼平和酒造さんの公式サイトはこちら

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平和酒造株式会社

平和酒造株式会社 日本酒「紀土」・鶴梅の梅酒・平和クラフトの蔵元

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