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日本酒「雑賀」和歌山県の九重雜賀で蔵見学をさせていただきました (2024年7月)

三重県から車で約3時間ほどの桃の産地で有名な紀ノ川市桃山町にある九重雜賀(ここのえさいか)さんへ。

九重雜賀さんの雜賀社長は、義侠屋の社長と同年代ということもあり、色々な話を聞かせていただきました!

酒蔵見学 & 食酢の醸造蔵見学

九重雜賀さんは1908年、食酢の醸造蔵として創業しました。

赤酢の原料は酒粕で「より良い食酢を造るには主原材料である酒粕から造るべき」という考えと「食事に合う日本酒を造りたい」という夢から、1934年に日本酒の醸造も開始しました。

お酢の醸造蔵は酢酸菌が豊富なため、日本酒に酢酸菌が混入してしまうと日本酒も酸味を増してしまうという強い力を持っています。

そのため、九重雜賀さんでは「お酢」と「お酒」の蔵人同士の接触がないように徹底されていました。

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お互いの蔵が近くにあっても、それぞれの蔵の様子を見ることができないのは寂しいですが、大事なお酢、日本酒を守るためにはとても重要なことなんですね。

蔵見学では、日本酒造り・お酢造りの説明、テイスティングさせていただきました。

美味しいお酒やお酢を作るために、日々試行錯誤されている蔵人さんからの貴重な話を聞くことができました。

日本酒造りもお酢造りも蔵人さんの努力により作られたと知ると大切に味わって楽しみたいと思いますよね。

蔵の中にはたくさんの日本酒のタンク

こんなにたくさんテイスティングさせていただきました

ノンアルと梅酒もたくさん種類があります

お酒を入れる斗瓶(18L)

九重酢に使用する7年熟成の酒粕

食酢を発酵させる木桶

様々な認証と点字首かけ

九重雜賀さんでは、世界中のさまざまな方々に、日本食の素晴らしさをもっとお伝えしたいという思いから、一部の商品でコーシャ認証ヴィーガン認証ハラール認証を取得されています。

厳格な戒律や自身の信念、体質など、様々な理由で食を選ぶ基準を持つ方々が、安心して口にできます。

さらに、認証の過程で食品の原材料や製造方法、加工場の衛生状態などが検査されるため、一般の方にも衛生的で高品質である証となります。

義侠屋でも「すべての人に安心した食事と日本食の素晴らしさを伝える」という雜賀さんの想いを、積極的に伝えていきたいです。

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みなさん、九重雜賀さんの商品の一部に点字印刷首かけがついているのは知っていましたか?

九重雜賀さんには、毎年全国の視覚障がい者の方々が、九重雜賀の蔵まで見学に訪問されるそうです。
木桶の手触り、発酵の残り香など、目で見る以上に細やかに、蔵の雰囲気を味わってくださる方々に、「同じビンでも種類がわかるように」と始めたのが、点字印刷首かけ。
点字印刷首かけは、「自分で品物を選べる楽しみ」の大切さをすべての人々に提供したいという九重雜賀さんの熱い想いを感じます。

認証マーク&点字首かけ

まとめ

九重雜賀さんは、”宗教、食文化の垣根を越えて世界中の皆さまの「おいしい!」に貢献する”ために、次世代のライフワークに適した、様々な取り組みを行われています。

今回は常に美味しいお酒造り、赤酢造りのために試行錯誤されている九重雑賀さんから教えていただいたことをシェアさせていただきました。

酒蔵さんの熱い想いが伝わっていると嬉しいです。

雜賀社長はじめ、九重雜賀の従業員の皆様お忙しい中ありがとうございました。

▼九重雑賀さんの公式サイトはこちら

外部リンクブログカードの例 公式サイトのサムネイル

株式会社九重雜賀

九重雜賀【公式】赤酢・日本酒・梅酒を醸している和歌山の蔵元

公式サイト

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